2025年に開催の第42回ロビンスカップに参戦しています。
ロビンスカップの概要はこちらにまとめています。
類推される参加人数
ロビンスカップに参戦するのは今回が初ではなく、過去にもエントリーしています。果たして何人がエントリーしていて、自分は何人と競っているのでしょうか?
ロビンスカップに参加するためには、ATC BrokersというFX業者に口座を開設する必要があります。
この口座は使い回せるのではなく、World CupやGlobal Cupが開催されるたびに新規口座を開設しなければいけません。
World Cupであれば年末に口座を開設して、最低でも軍資金5,000ドルを海外送金して入金する必要があります。
1月1日になったら「よーいドン」で取引が始め、12月31日に終了。その時に5,000ドルが5,500ドルになっていれば、利益率は+10%となり「これは全体で何位か?」と、利益率を競う訳です。
この参加者全員がやらなければいけない新規口座開設という行為から、参加人数を類推することができるかも知れません。自分はこれまで数回ほど口座開設をしていますが、どうやらその口座番号がシーケンシャルな連番なんですよね😅
セキュリティ的にどうなのとは思いますが、シーケンシャルであることから口座番号から参加人数を類推してみましょう。
最初にエントリーしたのが第38回World Cupの終わり際(2021年10月末)です。ここを仮に0番とします。
そこから70日後に第39回World Cupの口座開設をした際、初回から69進んだ口座番号が割り振られました。
以降のデータも踏まえて、同様のペースで採番されていると仮定して平均を取ると「日付×0.81」の割合で番号が増えています。このことから1年では約296の番号が採番されていることになり、参加者は最大でも300名ほどではないかと類推されます。
ちなみにATC Brokersの口座は6月始まりのGlobal Cupや、四半期毎に開催されるQuarterly Divisionでも利用されるので、World Cupの正確な参加人数を数えることは出来そうにありません。
そうは言ってもWorld Cupが一番有名ですので、恐らく200名前後なのではないでしょうか🤔
エントリーに際しての留意点
ロビンスカップに挑むには、必ず利用しなければならないATC Brokersですが、少し癖がある業者です。
海外の業者ではあるのですが、一般的な海外FX業者とは特徴が異なりますので、ロビンスカップのレギュレーションも踏まえて注意して運用ロジックを考える必要があります。
レバレッジが低い
「海外FXの特長は何?」と聞かれたら、多くの方が「レバレッジが高いこと!」と答えるでしょう。レバレッジが高いと防御力がアップするので、採用できるロジックの幅が広がります。
巷で人気のある海外FX業者のレバレッジは4~500倍程度が多く、1000倍の業者もありますよね。国内FX業者が25倍に規制されているのに対し、レバレッジの高さが海外FX業者の大きな特徴です。
ですがATC Brokersのレバレッジは50倍しかなく、申請しても200倍にしかなりません。普段運用しているロット数の感覚でポジションを持ってしまうと、あっという間に証拠金維持率が圧迫されます。
取引コストが嵩む
スプレッドの観点で見てみると、通貨ペアUSD/JPYではTitanのように狭スプレッド業者が1~2pipsを提示しているタイミングで、10~12pipsを提示しています。5~6倍ほどのコストが掛かる印象です。
他にもコミッションが必要で、1.0lot当たり10ドルの手数料を徴収されます。Titanのブレード口座が1.0lot当たり720円なので、2倍ほどの手数料が掛かると言えるでしょう。
このコストが利益になり、ロビンスカップを宣伝・運用していると思われるので仕方ない部分ではありますが、頻繁に取引するロジックだとコストの割合が大きくなるため注意が必要です。
約定力が低い
約定力が低いことにも注意が必要です。
特に、経済指標の発表タイミングでは価格が大きく飛んでしまいます。希望した価格でエントリーできなくなったり、一瞬飛んだ変な価格でS/Lに引っかかったりします🥲
追証が発生する
大抵の海外FX業者ではゼロカットシステムが導入されており、追証が発生しないのが普通です。
ですがATC Brokersにはゼロカットシステムが存在しないため、国内FX業者と同様に追証が請求されるので大いに注意しましょう。
またロビンスカップ側のレギュレーションとして「有効証拠金が1,500ドルを下回ると取引停止、オープンポジションが全て清算される」というルールが存在しますので、こちらも注意しましょう。
戦略
以上の留意点は大会参加者全員に課されますので、特に自分だけが不利というわけではありません。
ですが留意点を踏まえないと思い通りに運用できないのも事実ですので、ATC Brokersの特徴を踏まえた戦略を考えてみました。
どちらのロジックも上手くいったら、いつかEAとして販売できないかと考えています😊
①異通貨逆張りロジック
1つ目は基本通貨以外に異通貨の動きを監視して、ある特徴量が発生したらエントリーするロジックです。
日足を利用するので機敏な動きを求められず、平均保有期間と値幅が大きいので手数料負けもしにくく、ATC Brokersと相性が良いのではないかと考えています。
8年間のバックテストを実施し、基本通貨がUSD/JPYで動作するバージョンはCAGR20.95%(最大ドローダウン10.76%)となり、基本通貨がGBP/JPYで動作するバージョンはCAGR25.44%(最大ドローダウン26.33%)となりました。
また同一口座内での両建てを行い、証拠金維持率を減らさずに運用できる点も、レバレッジが低い環境とマッチするのではないでしょうか。
②指標ロジック
2つ目は大き目の指標が発表されたタイミングで、テクニカルを絡めたEAです。
2024年の一年間、毎週手作業で各指標に対しての有効性検証を実施しました。小さな指標だと機能しないことが分かりましたので、大き目の指標の発表タイミングで運用で動作させたいと思います。
ファンダメンタルズでFXと聞くと、ロット数大き目で張って最悪ゼロカットを覚悟してエントリーするイメージですが、ATC Brokersにはゼロカットはありません。口座資金をマメに逃がすこともできませんので、ロット数は少なめで運用していきます。
バックテストにファンダメンタルズのデータが必要なので、まだ1年分しか検証できていませんがCAGR38.57%(最大ドローダウン18.88%)を想定しています。
ポートフォリオ
以上の2つのEAでポートフォリオを組みます。
ロジック①の2つの基本通貨間、ロジック①と②の間には相関がありませんのでポートフォリオを組むことで分散効果と相関効果が期待できます。
期待CAGRとして3つを合計した84.96%を期待しつつ、ドローダウンが発生するタイミングが異なるので最大ドローダウンは3つの最大値26%程度に抑えられるのではないでしょうか。
実際にバックテストを実施したところ、データが存在するロジック②の制約で2024年の1年間のみですが、CAGR83.66%(最大ドローダウン16.34%)となりました。
このCAGR83.66%が達成できていたとすると、昨年の第41回大会では5位、2023年の第40回大会では2位に入賞できていた数字ですね。
この皮算用は毎年書いていますが、EAが期待通りの動きをしてくれるかどうかが一番の焦点です😅
1/4 エントリー
年末に入金を済ませて置いたので、早速エントリーすることが出来ました😊
戦況はREAL TRADEでリアルタイムに公開していきます。
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