複利FXでは、ロードマップの前半「資産を一億円にする」フェーズで有効な手法について説明しました。
ここでは「資産を安定して運用する」方法を考えていきます。
コンテンツ
リスクを取り続けない
複利運用は確かに魅力的です。例えば「オセアニアブラザーズ」をTitan FXで5年間運用すれば、バックテスト上は100万円が1億円になります。当サイトのロードマップ前半の目標である「資産を一億円にする」の達成です。
この稼いだ1億円を、どうすべきでしょうか?
このまま持ち続ければさらに1年で4.8億円、2年で5.7億円という巨額の資産になる可能性もあります。ですが複利運用には当然リスクもあります。想定レンジを大幅に外れたら大損失を被り、極端な例では1億円が全て無くなってしまうこともあるわけです。
当サイトではずっとリスクを取り続けることを推奨しません。ロードマップ前半が「リスクを取って大きく稼ぐ」フェーズなのであれば、後半は「リスクを限定してコツコツ回す」フェーズであるべきです。
つまり勝ち逃げですね😎
ポイント
大きなリスクを取るのは限定された期間のみです。
意識を切り替えて低リスクで着実に運用する方法に切り替えましょう。
当サイトでは不労所得生活での生活費を年間約500万円と設定していますので、1億円を元手に年利5%程度で安定して回せる手法を探していきたいと思います。
ポイント①「卵は一つのカゴに盛るな」
安定運用を目指す上での意識すべきポイントを説明します。
1つ目のポイントは、投資の世界で有名な格言「卵は一つのカゴに盛るな」です。
卵を一つのカゴに持ってしまうと、そのカゴを落としたときに全て割れてしまう可能性があるということです。
つまり「分散投資しましょう」ということですね。
ロードマップ前半で1億円を目指していた時は、複利FXという手法のみを用いて資金を集中して大きく増やすのもありだと思います。ですがロードマップ後半では「安定運用」がテーマですので、当然1つの手法のみを用いるということは行いません。
これから紹介する手法は複利FXよりはリスクは低いものの、あくまで相対的に低いというだけです。残念ながら、この世界に必ず儲かる投資はありません。全くお金のリスクがない投資もありません。
軍資金1億円を複数の手法に少しずつ分散して、平均して年利5%程度で安定運用することを目指しましょう。
ポイント②「利益をリスクなく引き出せるか」
2つ目のポイントは、安定運用した利益をうまく引き出せるかどうかです。
安定運用した年利5%の利益を不労所得生活の生活費とすると、どこかのタイミングで利益を引き出せる必要があります。
1億円を元手に年利5%で増やして1億500万円にしたら、利益分の500万円を引き出して生活費に回し、また1億円に戻して増やしていくといった具合です。
従ってこの500万円は「リスクなく」引き出せる必要があります。
例えばFXであれば500万円を引き出すことで、証拠金維持率が下がってリスクが増してしまうことがない様に、手法を設計する必要があります。
手法①「複利FXの単利化」
1つ目の手法は、ロードマップ前半と同じFXという投資手法を用いながら、複利をやめて単利で回す手法です。
「オセアニアブラザーズ」の複利運用で1億円を達成したあとは、「共通・複利フラグ」をfalseにして単利で回すことができます。但し複利で取得したポジションが決済されるまでは、証拠金維持率が下がってしまうので焦って証拠金を不用意に引き出さないよう注意が必要です。
ある程度の値動きがあり、複利で設定していたポジションが決済されたら、ある程度の証拠金を他の手法に回すために引き出し、残りは単利で継続しましょう。
手法②「新たな単利FX」
2つ目の手法は、最初から単利を前提としたシステムトレードを加えるという考え方です。
当サイトでは「3すくみ」などを研究しています。
手法①と②は単利なので、利益を得られるほど証拠金維持率が上昇してリスクが減っていきます。最初に十分な資金を入金しておくことで、得られた利益を引き出しても想定外の証拠金維持率にならないよう設定します。
手法③「スワップポイント投資」
3つ目の手法は、キャピタルゲインからインカムゲインに切り替えるという考え方です。
スワップポイント投資やスワップ・アービトラージなど、高金利通貨ペアを用いた手法を紹介しています。
手法④「US株で配当貴族」
4つ目の手法は、FXではなく株です。もちろん相場を予想するキャピタルゲイン狙いではなく、インカムゲイン狙いです。
株のインカムゲインなので、つまりは配当金狙いです。
成長を続ける米国株の中でも、増配を続ける配当貴族と呼ばれる銘柄をドルコスト平均法で取得していきます。配当金は再投資せず、引き出して使います。
手法⑤「不動産を買い増す」
5つ目の手法も、FXではなく不動産です。
これは分散投資をするという意味以上に、個人不動産のページでもメリットを説明した通り、現物資産に分散投資するという意味を持ちます。
得られたインカムゲイン、つまり家賃を引き出して使います。
-
外貨預金より圧倒的に有利!スワップポイント投資入門
続きを見る
-
為替変動リスクを低減!スワップ・アービトラージとは
続きを見る