日本は衰退していくという不都合な真実!米国株の魅力



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当サイトのロードマップ後半の目的である「安定して年利5%で運用し続ける」を達成するため、単利FXや不動産だけに頼るのは心許ないと思います。

ロードマップ前半の「資産を一億円にする」フェーズでは複利FXをメインに据えて大きく増やしましたが、後半の安定運用を実現するには投資手法の分散が大原則です。

分散投資対象の1つとして、米国株への投資について理解しましょう。

日本株では資産を増やしにくい

なぜ馴染みのある日本株ではなく、米国株に投資すべきなのでしょうか?これにはいくつか理由があります。

日本株に投資しない理由としては、そもそも認めたくない事実として「日本は徐々に衰退していく」という現実があります。

もちろん当サイトのタイトルは「お金の仕組みで日本を守ろう」です。

マネーリテラシー教育が全く施されていない日本人が、①お金について知識を得て、②具体的な投資手法を学び資産を増やして、③結果として日本を守ることを広めていければと考えています。

ですがお金を増やす過程では、信念よりもデータが重要です。成長が期待できない日本株を投資対象にしてしまうと資産を増やせない確率が高いため、②で失敗して③に到達できない可能性が高いと考えています。

なぜ米国株を選ぶかについては、いくつか理由がありますので説明していきます。

米国株を選ぶ理由①「経済成長」

日本株ではなく米国株を選ぶべき、1つ目の理由は「経済成長」です。

経済成長を図る手法はいくつかありますが、ここでは株価チャートを使って説明します。

日本の株価指標としては、「日経平均」の名称でお馴染みの日経225があります。東証一部上場企業のうち225銘柄を抽出した指標です。さらに絞り込んだTOPIXコア30などもありますが30銘柄と銘柄数が少ないため、ここでは日経225を使います。

米国の株価指標としては、30銘柄のダウ平均、100銘柄のNASDAQ100指数、500銘柄のS&P500があります。ここでは銘柄数の多いS&P500を使います。

日経225とS&P500を比較したチャートがこちらです。

両者とも直近のコロナ相場では大きく落ち込みましたが、それ以前を見ると日本株がジグザグなのに対して、米国株は成長していることが分かります。

日銀が毎年6兆円を投じて下値を買い支えても成長できていないことを考えると、実勢を反映した本来の株価は落ちているだろうとも考えられます。

これに対してGAFAなど巨大IT企業を擁する米国株は、多少の上下はあるものの、今後も日本株よりは堅調だろうと考えられます。

米国株を選ぶ理由②「人口増加」

経済に関連して、米国株を選ぶ2つ目の理由は「人口増加」です。

2019年の人口

2019年、日本の人口は1億2,600万人、高齢化率は30%弱です。GDPは米国・中国に次いで第3位です。

アメリカの人口は約3億3,000万人、日本の約2.6倍です。

日本では少子高齢化が進むことで、人口・高齢化率・GDPとも悪化していきます。

2050年の人口

2050年、日本の人口は1億人を切り、9,500万人程度になると言われています。

この頃全世界では6人に1人が高齢者になる(高齢化率16%)と言われていますが、日本の高齢化率はさらに悪く約40%と予想されており、2.5人に1人が65歳以上になるだろうと予想されています。

電車に乗っても街に出ても、老人ばかりの世界です。

あなたが2020年現在で35歳以上であれば、2050年には当然65歳以上になっているわけで、「誰か他人のことではなく、高齢者とは自分のことだ」と理解できると思います。

現在3位のGDPも、インドなどに抜かれて恐らく7~8位になるだろうと言われています。

この時でもアメリカは人口増加を続けており、2050年で約3億8,000万人になると言われています。日本との差は4倍に開きました。

このように具体的なデータを見て考えると、先ほどの日本株と米国株のグラフの、先が見えてこないでしょうか?

米国株は人口増加に伴い少なくとも横ばい、結構な確率で成長を期待できると思います。日本株は横ばいをキープすることが出来たら上出来で、徐々に衰退していくと考えられます。

今から30年後の未来、あなた自身が高齢者となって満足に年金をもらえるかどうか不安な環境で、「若いときに高値掴みした日本株」を持ち続け、多くの含み損を抱えていたらと思うと、ゾッとしませんか?

注意ポイント

長期視点で考えると、安定した投資対象として日本株を考えるのは困難。

米国株を選ぶ理由③「投資文化」

米国株を選ぶべき3つ目の理由は「投資文化」です。「投資文化」とは何か?を理解するためには、対義語を考えると分かりやすいと思います。

それは日本の「貯金文化」です。

日本ではマネーリテラシーのための教育が一切されませんので、戦時中の「貯金は美徳」という非常に古い価値観が蔓延しています。

コロナの10万円、使いましたか?

例えば2020年のコロナ騒動で、政府から景気刺激策として「国民に10万円配る」という政策が行われ、99%の国民が受け取ったとされています。

みなさん、その10万円をどうしましたか?

「経済を回すため、パーっと高い買い物をしました」という答えの人は、少ないのではないでしょうか。

恐らくほとんどの方が、「今後も何があるか分からないので、備えとして貯金をしておく」という選択肢を取ったと思います。

もちろんコロナで不安なのは分かりますが、国民がこのマインドでは経済が回ることはありません。ちなみに自分は「オセアニアブラザーズ」の証拠金につぎ込みました😎

アメリカでは投資教育が盛んで、小学校入学から高校卒業までの間に、資産運用・金融商品選定・ライフプランニングなどを学校の授業で教わるそうです。日本もこうなりたいものです。

このような文化の違いが潜在的な経済成長に与える影響は明らかであり、日本が「稼ぐ→貯める→お金が回らない」のように停滞していくのに対し、アメリカは「稼ぐ→使う・投資する→お金が回る」のように、国民のマインドセットが経済成長をドライブしていきます。

インカムゲインを狙おう

以上、日本株ではなく米国株を選ぶ理由を説明してきました。

ですが「今すぐ米国株やインデックスを買いましょう」と言いたいのではありません。

成長すると思われる米国株も、すぐに成長するかどうかは分かりませんし、そもそも米国株は複利FXのように「資産を一億円にする」目的で使うのではなく、「安定して年利5%で回す」ために使うべきと考えています。

つまり売却益=キャピタルゲイン狙いではなく、配当=インカムゲイン狙いです。

次のページでは、数ある米国株の中からキャピタルゲインが継続的に狙えるものを、計画的に購入する手法について考えます。



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2020年9月27日

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