もう1つのロビンスカップ、Global Cupの概要について説明します。
World Cupとの違い
ロビンスカップ(The World Cup Trading Championships)には、30年以上の歴史を持つWorld Cup Championshipと、始まったばかりのGlobal Cup Trading Championshipがあります。
一般に「ロビンスカップ」と言うと歴史が長い前者を指すのだと思いますが、Global Cupも同じ団体が主催している立派なロビンスカップであり、しかもFX勢からすると少しハードルが高い大会です。
World CupとGlobal Cupはほとんどルールは同じですが、少しだけ違いがあります。
歴史の違い
World Cupが1984年に始まり2022年現在で第39回を迎えるのに対して、Global Cupは2019年に始まったばかりの大会で2022年現在で第4回となっています。
開催期間の違い
World Cupがカレンダーと同じは毎年1月1日から12月31日までの1年間開催するのに対して、Global Cupは毎年6月1日から5月31日までの1年間開催です。
事務局に問い合わせたところ、「内容はほぼ同じだが、これが一番の違いだ」と言われました😅
投資区分の違い
World CupはWorld Cup Championship of Forex Tradingと、World Cup Championship of Futures Tradingのように、投資対象によって2つの大会に別れています。
FXはFX同士、Futures(先物取引)はFutures同士で成績を競おうというものです。
これに対してGlobal CupはFXとFuturesで大会が分かれていません。
従ってFX勢からすると、ボラティリティが高いFuturesと戦わなければいけないという、非常に厳しいルールを課されることになります。
こちらは記事執筆現在の最新情報で、2021年6月~2022年5月に開催されている、第3回大会の結果です。
Futuresはボラティリティが高いので、大きくプラスもいれば大きくマイナスもいるはずです。
ですが順位が出るのは常に上位5位までですので、大きくプラスになったFutures勢と競わなければいけないということになります。
ドイツのPatrick Nill氏は、FXのWorld Cupで上位の方ですが、唯一ランキングに食い込んでいるFX勢となります。
完了している2020年6月~2021年5月に開催された、第2回大会は、全てFutures勢だったようです。
戦略
どのようなシステムトレードを使えば、入賞を狙えるか考えてみましょう。歴代の優勝者の利益率から目安を考えてみましょう。
項目 | 会期 | 成績 |
第1回大会 | 2019~2020年 | +210.7% |
第2回大会 | 2020~2021年 | +247.6% |
第3回大会 | 2021~2022年 | +392.9% |
まだ3年弱しか歴史が無いので、平均を出しても仕方ないですね。
ですがWorld CupのFX大会の平均値が+111%、中央値が+104%なのに対して、明らかに高いことが分かると思います。
このことから利益率200%くらいを安定して出すことができれば、入賞も見えてくるのではないでしょうか。
5,000ドルを1年間で15,000ドルにできれば、(15,000 - 5,000) ÷ 5,000 = 200%ですね。
各大会の戦略
無事アカウント開設が終わったので、色々と戦略を考えてエントリーしていきたいと思います😎