どうせ消費するなら、賢く消費しましょう。消費の流れを楽天グループにまとめることで、毎月高ポイントをもらう方法を考えてみます。
楽天ポイントで副収入
楽天にはSPU(スーパーポイントアッププログラム)と呼ばれるポイントを増やせる仕組みがあります。色々なサービスを楽天に集約させる=「楽天経済圏で生活する」と楽天市場での買い物時に普段以上のポイントが付加されて相乗効果が得られます。
クレジットカードなど、大抵のポイントプログラムは1%還元ですよね。楽天も何もしない状態では同じです。例えば10,000円の商品を購入すると100ポイント付く買い物の場合、通常の買い物だけでは1倍の100ポイント=100円相当のままです。
この買い物に楽天カードを使うと+2倍、ゴールドカードだとさらに+2倍、カードの請求を楽天銀行から引き落とすとさらに+1倍という恐るべきプログラムです。これだけで6倍ですので10,000円で600ポイント還元、還元率は6%になります。
楽天でんき利用者は、この倍率がさらに+0.5倍になります。自分はさらに楽天証券を使い積み立て投資も行っており、楽天市場アプリで決済をしているので、+8倍になっています。
楽天証券は25日を過ぎないと表示に反映されないのと、楽天市場アプリの倍率はPCでは表示されないので、こちらの画像では6.5倍止まりですが、実際には8.0倍です。
2020年7月時点でのポイント利用履歴が下記の通りです。毎月1万円分弱くらいポイントをもらっています。
自分は2年ほど前にこの方法に気づいてから、買い物や取引などを全て楽天系に集約させました。年単位で振り返ると2018年に気づき、急にポイント数が増えているのが分かると思います。もっと早く気づけば良かったです😅
年 | ポイント数 |
2014年 | 21,189ポイント |
2015年 | 27,651ポイント |
2016年 | 30,617ポイント |
2017年 | 43,731ポイント |
2018年 | 76,690ポイント ←ここで気づいた |
2019年 | 75,236ポイント |
2020年 | 66,405ポイント ←7月時点 |
こうやって見ると年間で75,000円分くらいのポイントが付いています。消費の方法を工夫しているだけで、厳密には収入ではないですが差は大きいですよね。
以降では楽天の各サービスと注意点を見ていきます。
楽天ゴールドカードを作る
最初の武器は楽天ゴールドカードです。楽天には3つのカードがあり、通常のカードは+2倍、ゴールドカードまたはプレミアムカードだとさらに+2倍で合計+4倍のポイントを得られます。
ゴールドカードは年会費2,000円、プレミアムカードは年会費10,000円ですが、得られるポイント数は変わらないのでゴールドカードで十分です。有料のクレジットカードは敷居が高く感じられるものですが、2,000円の年会費は+2倍のポイントであっという間に元が取れます。
仮に10万円分の買い物を通常カードで行うと、+3倍なので3,000円分のポイントがもらえます。これがゴールドカードだと+5倍になり5,000円分のポイントとなります。つまりカード年会費の損益分岐点は「1年間に楽天で10万円分の買い物をするかどうか」となります。
電気代を支払ったりふるさと納税をすることを考えると、10万円分はあっという間なので、ゴールドカード作成がオススメです。また入会時にもポイントをプレゼントしているのでチェックしてみてください。
カード作成によるデメリットは特にありません。強いて言うなら「ゴールドカード」という名前に割にはゴールド感がちょっと薄いです😅
写真左がゴールドカード、写真右がプレミアムカードです。他社の所謂ゴールドカードと同じ色は右側になります。経済的合理性には欠けますが、あえてステータスにこだわる方はプレミアムカードを作成してみるのも良いかも知れません😎
楽天銀行を使おう
次の武器は楽天銀行です。使い勝手が良いネット銀行である上に、先ほどの楽天カードや楽天証券と連動させることで、おトクな金利になります。
2020年現在の日本はマイナス金利政策。大手銀行にお金を預けても金利は0.001%ですので100万円預けても1年間で10円にしかなりません。そしてここから20.315%の税金がとられ、8円になってしまいます。なんだかもう、良く分からない数字です😥ATMの時間外手数料のほうが圧倒的に高いですよね。
こちらの表は楽天銀行の金利です。さすが楽天、ここでも諸条件を満たすと金利が優遇されるようになっています。条件2も条件3も楽天ポイントの倍率を増やす条件と同じなので達成は難しくありません。
これにより金利100倍、他行だと定期預金でも組まないと実現できない0.1%という金利が実現できました。8円しかつかない金利が800円になったわけです。
条件 | 金利 | 大手銀行と比較 |
1. 何もしない | 0.02 | 20倍 |
2. 楽天カードの引き落とし | 0.04 | 40倍 |
3. 楽天証券と楽天銀行間でマネーブリッジ設定 | 0.10 | 100倍 |
楽天銀行にはさらに、口座残高や取引回数に応じてATM手数料や振込手数料が無料になるハッピープログラムという仕組みがあります。口座残高が低くても会社からの給与の振込先にするだけで振込手数料が3回無料になりますので嬉しいですね。
楽天証券で投資信託
次は楽天証券です。ネット系証券会社は、一般的に実店舗を構えないことで手数料が安いとされていますが、楽天証券も同様です。
ただ、他にも多数ある「DMM.com証券」などのネット証券と比較して個別株の都度購入にかかる手数料は少しだけ高め。自分は都度購入用途ではなく積み立てNISAで投資信託を購入する口座に使っています。お察しの通り、定期的に購入する設定を行うことで、ポイント倍率を+1倍できるためです😎
条件①・楽天証券でポイントを増やす
- 楽天ポイントコースに設定する
- 毎月一度に500円分以上の投資信託を購入する
この2つが条件になります。楽天ポイントコースというのは、何か楽天証券で商品を購入する際に楽天ポイントが貯まっている場合にはポイントを使うという設定です。2つ目の条件は少しややこしいですが、下記3つを満たす必要があります
条件②・楽天証券でポイントを増やす
- 毎月購入する(購入しない月はポイント倍率が付かない)
- 一度に500円分を購入する(月の合計でなく一度の購入額)
- 投資信託を購入する(個別株ではない)
これを毎月間違えずに購入するために「積み立てNISAで毎月投資信託を購入する設定」が、効果を発揮します。
自分は年利5%で回す実験も兼ねて、下記を購入する設定にしています。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
もちろん他の投資信託銘柄でも問題ありませんが、少なくとも1つは一度の購入で500円分以上にすることを忘れないでください。
楽天銀行と楽天証券の連携
話は楽天銀行の金利に戻りますが、楽天銀行と楽天証券の間で口座連携サービス「マネーブリッジ」という設定ができます。
これを設定することで、楽天証券側で商品を購入する際に残高が不足したら、楽天銀行側から自動で引き出されるようになります。もちろん手数料は無料です。
つまり毎月投資信託を購入するために、楽天証券の口座に入金しておく必要がなくなり、手元資金は金利0.1%を達成している楽天銀行側に置いておけるという仕組みが作れます。
楽天証券側で不意に大きな投資商品を購入してしまい、楽天銀行の残高が減ってしまうようになっては恐ろしいですが、自分が設定した毎月の投資信託であればコントロールできますので問題ありません。両方とも楽天グループが行っているからこそのサービスですね。特にデメリットもないのでおススメです。
楽天市場アプリで決済をする
クレジットカード・銀行・証券と来て、最後の武器は実は一番簡単「楽天市場アプリで決済をすること」です。アプリでやるのは決済だけでOKです。
- パソコンの大画面でウェブブラウザで商品を選ぶ
- 買い物かごに入れる
- 最後にアプリで購入する
特にデメリットはなく、最後にアプリで買うだけで+0.5倍のポイントが付くので覚えておいてください。
ドカンと購入
ここまで育ててきたポイント倍率を使い、楽天市場でお買い物をしましょう。作戦は2つです。
- 普段から購入したいものを買い物かごに入れて置き、定期的に開催される楽天セールのタイミングでドカンと購入する。
- ふるさと納税をする
ふるさと納税については効果が非常に高いので、別ページで紹介しています。
おまけでスポーツ
ここまで全ての設定を行うと+8倍になっている楽天ポイントですが、さらに楽天がスポンサーのサッカーチーム「ヴィッセル神戸」「FCバルセロナ」が勝利した翌日はそれぞれ+1倍、野球の「楽天イーグルス」が勝利すると+1倍になります。まあ試合日程が重なりかつ勝利することはあまりないのですが 😅
2019年5月27日はヴィッセル神戸と楽天イーグルスがダブル勝利だったので、ポイントが+2倍になりました。やはり普段から買いたいものを買い物かごに入れておいて、チャンスが来たら購入するとおトクのようです。
スポーツは全然興味ないですが、一応応援しています。頑張れ楽天!目指せ10%還元!
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